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えっ、1番スペ砲!?岡田監督が敵地交流戦限定の仰天プラン
http://www.sanspo.com/baseball/top/tig200605/tig2006051101.html


えっ、ホンマかいな? 阪神岡田彰布監督(48)が10日、DH制のある交流戦ビジター限定の仰天オーダープランを明かした。相手が左投手なら1番はシェーン・スペンサー外野手(34)で、右投手なら2番に桧山進次郎(36)。まさに超攻撃型の打線で、昨年12勝6敗と大きく勝ち越した交流戦ビジターロードを今年もいただく。

えっ? 1番って赤星ちゃうの? ちょいと耳を疑いたくもなる。ビジターではDH制となる交流戦。当然、打順も変わってくる。そのリードオフマンに、岡田監督の口から仰天の名前が…。

「1番はスペンサーや。ああ見えて、足も速いからな。選球眼もいいしな」。この日は甲子園でのロッテ戦が雨天中止。12日からは敵地ヤフーDでソフトバンク戦。指揮官は左投手が先発した場合の1番に、なんとスペンサーを指名する考えを明かしたのだ。2番には指揮官が理想にあげていた赤星。これまで2番で併用していた藤本、関本は9番に回る。

「(スペンサーは)よくボールを見とるからな。いきなり四球はある。大きいのもある。正田(打撃)コーチとも話しとる。おもしろいやろ」

選球眼には定評があるスペ砲。ボール球になかなか手を出さず、昨年は34四球をマークした。今季はスタメンはないものの、9打数3安打と好調。史上最強といわれる85年の猛虎打線の真弓明信のように、一発もある切り込み隊長として、期待できるというワケだ。

「監督がそういってるなら、がんばるだけ。打席に立つ機会が増えれば、調子も上がってくると思う」。出番の少なさに欲求不満気味のスペ砲にとっては、1番は願ったりかなったりだ。

右手を負傷し、DH候補に挙がっていた金本の回復が順調のため、岡田監督はDHに浜中を入れる予定で、右翼は「スペンサーと桧山を併用」する方針。相手先発が右投手の場合は「2番に桧山。本人にもいうてるよ。経験もあるいうとったしな」と本人に打診済みだ。

「監督から少し言われている。2番は吉田監督のとき、開幕から2、3試合やっているけど、クビになった」。予想外の2番起用案も、桧山には98年開幕戦でスタメン出場した経験もある。今季開幕は右翼で先発したが、定位置を浜中に奪われた。7日の横浜戦(横浜)では代打本塁打を放ち、打棒も右肩上がり。再び出番がやってくる。

「DH(制のあるビジター)いうても、18試合をどうするかだけやからな。調子のいいもんから使う。おもろいやろな」

不敵な笑みを浮かべた指揮官。好調時は動くな−が鉄則ながら、岡田監督は信じる道、一筋。昨年交流戦のビジターでは12勝6敗と大きく勝ち越した。上位に一発のある2人を置く強力打線。パの敵地で猛虎が、暴れまくる。

(澄田垂穂)

★浜中はDH…将「そろそろ休ませんと」
6番・右翼でスタメン出場を続ける浜中について、岡田監督はDHで起用する方針を明かした。「(右手負傷の)金本しだいやけど、DHは浜中。これまでずっと出ていたし、そろそろ休ませんとな」。浜中は24試合連続で先発出場中。04年も開幕から1カ月過ぎた5月6日に右肩に違和感を覚えて、翌日、抹消された。右肩のことを考慮して、守備での負担を減らす。


あきれた…。