東京10R 日本ダービー(GI)


すべての競馬関係者が夢を見、その栄光を目指す競馬の祭典、日本ダービー
馬産地では牡馬が産まれると「ダービー馬の誕生だ!」と、その仔馬の誕生を祝福するそうです。
05年に誕生した競走馬は外国産も含め8,150頭。
その頂点が明日午後3時40分、ついに決まります。


予想に入る前に…。
明日のレースでシンガリに負けた馬も、「この世代で18番目に強い競走馬なんだ」
ということを忘れてはいけないと僕は思っています。
何といっても8,150頭のなかから選び抜かれた18頭ですからね。
18頭にしか与えられないその椅子を勝ち取ったことに敬意を表すのは当然でしょう。
それだけダービーという晴れ舞台に出走することは険しい道のりなんですね。
今年は脚元に不安を抱えている馬も出走しています。
とにかくまずは全馬無事にゴールまで駆けてほしいですね。


さて、それでは予想の方へ移りましょう。
なんといっても競馬の祭典。1頭ずつ触れていくことにします。


1枠1番 ディープスカイ(四位)
好タイム、好内容で毎日杯を制し、前走NHKマイルCでも見事な勝ちっぷりを見せ、現在堂々の1番人気に支持されています。
距離、今年に入って既に6戦消化していることなどが不安視されていますが、
個人的に一番気になっているのが按上の四位ジョッキー。
去年ウオッカダービージョッキーとなった彼ですが、ダービー連覇はこれまで武豊騎手しか成し遂げていないんですね。
四位ジョッキーには大変失礼ですが、彼がダービー連覇なんて、そんなことあってはならないと思っています(笑)
ま、個人的な感情ですけどね(笑)


1枠2番 サクセスブロッケン横山典
最大の惑星は間違いなくこの馬。この馬の参戦表明で一気に盛り上がったと思います。
ダート戦ばかりとはいえここまで4戦無敗。そのすべてが圧勝。
芝はどうなのか?距離はこなせるのか?巷では連日この話題でもちきりだったのではないでしょうか。
僕は芝適性よりも距離の方に不安があります。
しかし内目の偶数枠という最高の枠を引き当て、運は確実に向いています。
スタートを決めて好位の内目を追走できれば初芝でのダービー制覇という大偉業も…。
何よりノリファンとして、純粋に応援したいと思います。
そろそろノリに順番が回ってきても…。


2枠3番 ブラックシェル武豊
皐月賞6着→NHKマイルC2着を経てのダービー参戦。お馴染みマツクニローテです。
府中向きなのは前走を見ても明らかで、武騎手への乗り替わりも間違いなくプラス。
ただ武騎手も暗に示しているように、距離がやや長いか…?
うまく立ち回れば圏内を賑わせそうですが、正直ここまで手が回りません。


2枠4番 タケミカヅチ(柴田善)
今年の善戦馬がまたもや好枠を引き当てました。
最高の立ち回りを見せた皐月賞同様、ここも自在性を生かしてゴール前を賑わせそうです。
とにかく1戦ごとに馬が成長していってるのが手に取るようにわかります。
こういう馬はやはり愛着が沸きますね。


3枠5番 アグネススターチ(赤木)
展開のカギを握る1頭。調教師からは大逃げを示唆するコメントが発せられています。
どれだけ飛ばすか見ものですが、テレビ馬と侮るなかれ。
血統背景をみると底力勝負が向いており、ひょっとしたらひょっとするかも…。


3枠6番 モンテクリスエス(福永)
青葉賞3着から出走権をもぎとり参戦。
ここに来ての充実ぶりは目覚ましく、状態もかなり良さそう。
按上福永騎手は去年アサクサキングスであっと言わせたように、府中は得意な競馬場。
人気薄でこそのジョッキーでもあるので、2,3着欄にはぜひマークしたいところ。


4枠7番 スマイルジャック小牧太
皐月賞大敗で一気に評価急落。この馬もタケミカヅチと並ぶ善戦馬だったんですけどね。
穴党としてこういった馬にどうしても目がいってしまいます。
距離延長は問題ないと思いますし、この馬も積極的に買いたいですね。


4枠8番 アドマイヤコマンド(川田)
皐月賞キャプテントゥーレの故障で川田騎手が続けて騎乗。
川田騎手には戦後最年少ダービージョッキーの称号と、史上初の別馬での同一年2冠制覇という大記録がかかっており、
ただでさえ有力馬で上位人気なだけに、そのプレッシャーは計り知れないものです。
ただ川田騎手はそれだけのプレッシャーをはねのけ、大記録を達成できるだけの器だと思います。
それだけ僕はこのジョッキーの素質、才能を買っているんですよ。
私情?ええ、入りまくっていますよ(笑)
肝心の馬ですが、デビュー2戦目でレベルの高かった毎日杯で2着しているのですから、こちらも相当なもの。
前走で12キロ減っていたのが気になるところですね。


5枠9番 マイネルチャールズ(松岡)
皐月賞では1番人気を裏切り3着に敗れましたが内容は悪くなく、
ダービーにつながりそうな負け方だったのではないでしょうか。
ただやはり気になる「マイネル」の冠。
陣営が相変わらず強気すぎるのも…。


5枠10番 レインボーペガサス(安藤勝)
皐月賞ではラストすごい脚で突っ込んできて4着。
あの脚をこの府中の舞台でも使えれば頂点も十分可能。
距離に関してはやってみないとわかりませんが、枠に関してはとにかく最高。
隣、そのさらに隣におそらく先行するであろう有力馬2騎。
その2頭を見ながら抜け出すタイミングを計れるのは大きな強みとなるはずです。
按上は仕事人アンカツ。よもやミスはないでしょう。


6枠11番 レッツゴーキリシマ(幸)
去年のアサクサキングスとよく被る存在で大好きな馬なんですが、
さすがにここでは厳しいか…。
スムーズに先行できてどこまで。


6枠12番 サブジェクト(吉田豊
雨が降り続けば面白い存在でしたが、よくて掲示板までの印象ですね。


7枠13番 ベンチャーナイン(武士沢)
今年のクラシック戦線で苦楽をともにしてきた愛着たっぷりの馬です(笑)
前走プリンシパルSの末脚は見事の一言で、雨が降って時計がかかりそうな馬場状態になったのもこの馬にとっては追い風となりそうです。
按上武士沢ジョッキーも応援してあげたいところですし、大穴候補。


7枠14番 エーシンフォワード(和田)
非常にレースセンスがいい馬で、マイル戦で密かにディープスカイに先着した実績もあります。
和田ジョッキーとの相性も良さそうですし状態に関しては文句なしなだけに
現在シンガリ人気ですがひょっとして…。


7枠15番 フローテーション(藤岡佑)
府中向きの血統でいい末脚をもっているだけに怖い1頭。
按上は相変わらず好調の藤岡騎手。一発狙っていることでしょう。


8枠16番 メイショウクオリア(岩田)
京都新聞杯勝ち馬ですが、そのレースがいかにも低レベル。
雨が降り続けていればチャンスも広がったのでしょうが…。


8枠17番 ショウナンアルバ(蛯名)
毎日杯NHKマイルCのレベルが高いと書きましたが、他に3歳重賞でレベルが高いと思ったのは共同通信杯です。
掛かりどおしで押し切ったあのレースはこの馬の潜在能力の高さを存分に知らしめてくれました。
皐月賞に続き試練の大外枠で戦法も悩ましいでしょうが、そこは去年の有馬記念制覇から波に乗る蛯名騎手、なんとかしてくれるでしょう。
皐月賞大敗で一気に評価急落、マークが薄くなりそうなのも好都合。
ダービーの特別な雰囲気にスタンド前発走など、精神面に不安を残す同馬にとってはかなりの試練となりますが、
それらをはねのけるだけの潜在能力を秘めているのは間違いありませんので、
狂気のダービー馬誕生のシーンまで一考したいところです。


8枠18番 クリスタルウイング(内田博)
青葉賞の内容が非常によく、ヒモ穴として面白いと思っていましたが大外枠とは…。
ウチパクジョッキーも大舞台で精彩を欠いていますし、初のダービー騎乗で普段の力を発揮することは難しそうか…。


と、非常に長くなってしまいました(笑)
おそらく今までのなかで最長かと思います(笑)
めちゃくちゃ疲れましたが、ま、ダービーですしね。この苦労が報われるといいな(笑)


レインボーペガサス
ディープスカイ
ショウナンアルバ
スマイルジャック
タケミカヅチ
アドマイヤコマンド
ベンチャーナイン
サクセスブロッケン


レインボーペガサスを第75代ダービー馬に指名する。
さきほど書いたように先行する有力馬2頭をマークしながら進められるのは大きなアドバンテージになります。
按上も非常に頼りになりますし、直線突き抜けるシーンを期待します。


ディープスカイは確かに距離に不安はありますが、ま、大丈夫でしょう(笑)
四位騎手が勝ってはいけない、なんて書きましたがまぁ2着なら(笑)


一発大駆けがあるとすればショウナンアルバ
潜在能力はここでも1,2を争うものがあるだけに、落ち着いてレースを進められれば。
この馬を頭にした3連単も買う予定です。狂気のダービー馬誕生、可能性十分でしょう。
さらに勝利の女神が17番を指名したのも何かの縁かもしれません(笑)


ヒモにはスマイルジャックタケミカヅチの善戦馬2頭に、
レースセンス良く大崩れは考えにくいアドマイヤコマンド
そしてベンチャーナイン。ここまで来たら買わないわけにはいきません(笑)
とことん付き合います。ブッシーファイト!


あとはやっぱりサクセスブロッケン。とにかくノリ頑張れ!ってことで(笑)
川田騎手、武士沢騎手も同様です。馬券外れてもいいのでこの3人には是非とも頑張ってもらいたいですね。


8,150頭の頂点に立つのは果たして…。