「ゲートはやや出負けしたものの、その後スッと2番手につけたところでもう勝ったと思いましたよ」。
関西テレビの競馬中継にゲストで出演されていた佐々木晶三調教師がレース後仰られていましたが、素人の僕でも同じことを思いました。
それくらいエスポワールシチーは強い馬だと思っていましたし、この影をも踏ませぬ圧勝劇も想像していた通り。
良馬場で、最後ゆるめて1.34.9。完全に役者が違う。
これはドバイでも相当やれるんじゃないか。あとはオールウェザーの適性があるかどうかだけだ。


2001年から本格的に競馬を見始めた僕ですが、クロフネまでとは言わないまでも、それに近いくらいの衝撃を受けたし実力も遜色ないと思う。
そんな歴史に名を残すような名馬にどちらかといえば地味なタイプの哲ちゃんが乗ってるっていうのがいいじゃないですか。
ほぼ毎日跨り、相棒のことを「エスポ君」と呼ぶような間柄を築いてきた哲ちゃん。
馬とジョッキーが厚い信頼関係で結ばれている。素晴らしいことです。
ドバイワールドカップ、ぜひとも勝ってこの最強コンビの名を世界に轟かせてほしい。


2着テスタマッタも、やや折り合いを欠いていたとはいえサクセスブロッケンをちぎってるんだから立派。
直線は内で詰まっていたが、ノリが進路を開けてくれましたね(笑)
距離もこれくらいがベストなんでしょう。
去年の覇者サクセスブロッケンは馬体重がかなり増えていた。調整失敗したんだろうか。
それと万全でないウチパクJを乗せた陣営の判断もどうだったか。
ウチパクJは気合入ったでしょうけどね。


ダート初挑戦組は揃って惨敗した。
ある程度行くと思われていたリーチザクラウンが控えていたが、今後を考えるとこれでよかったんじゃないかと思う。
どうせ前に行ったところで勝負にならなかったわけだし。
この経験は今後につながってくるんじゃないかな。
まぁ、今回馬券買ってた人はたまったもんじゃないでしょうけどね。
レッドスパーダはダートが合わないわけではないと思うが、この結果を受けてまた挑戦するようなことはないでしょう。
ローレルゲレイロは本当にドバイに行くのか??高松宮記念行けば間違いなく好勝負しそうだけど。
スーパーホーネットは最初からやる気がなかったと思う(笑)


今日の結果を受けて芝実績組がフェブラリーSに参戦することが少なくなりそうだが、
今回は相手が悪かっただけなので、懲りずにまたそういう馬が出てきてほしい。
なんだかんだでレース前はダート適性の話で盛り上がりましたしね。